3.11

東日本大震災から５年…

朝から色々なニュースを見て、

ささやかに黙祷を捧げました。

当時、Parisで生活していた私は早朝に友人からの電話で目覚め、朝からUstream放送でNHKに釘付けでした。

あまりに酷い映像から涙が止まらなく美しい母国が一瞬にしてさらわれたようでショックでした。

朝一番に必ず学校へ行き、朝練をしてからレッスンを一番に受けるのが私のお決まりの月曜日。まだ渡仏して間もなかった私は全員のレッスンを一日中聴講しフランス語の習得に努めていましたが、先生が私を探し新聞を読み上げ一緒に悲しんでくれて、この日ばかりは早々に帰宅した事を今でも思い出します…

私如きに何が出来るかと懸命に考えた結果、Parisの南にあるシテユニベルシテのメゾンドゥジャポンのホールをお借りしてチャリティーコンサートを行いました。Parisの広報誌に載せてもらったり劇場前でチラシまきをして一生懸命練習をして迎えたコンサートは椅子が全然足りないくらい人が集まり、沢山の募金を頂きました。

その他でも、あらゆる場所でメッセージや折り鶴が寄せられ、本当に心を温めて頂きました。通りすがりに、日本頑張れって声をかけてもらったり…

そんな事を思い出し、まだまだ復興が続く東北へ今一度、思いを馳せ、また記憶とは風化しやすいものですが日々に感謝をして自分ができる事を精一杯頑張ろうと思っています。

あの時、応援して下さった方々に、また元気な日本に訪れてもらいたい。

私はParisに行ってから日本が大好きになりました。先ずは自分の周りの人や自然に感謝して毎日を大切に送りたいです。なんだか作文みたいになってしまいましたが、音楽をやっていたから私にも出来る事があったのかな、なんて思いました。これからも日々精進、頑張るぞ💪🏻💪🏻💪🏻